最近、小学校で義務教育にもなり、注目されているプログラミング教育ですが、いらないといった否定的な意見もあります。ですが、子供向けのプログラミング教室を運営している自分は、将来のためにも、プログラミング教育は必要だと考えています。
そこで今回は、お子さんにとって、プログラミング教育が必要な理由とともに、なぜいらないといった否定的な意見があるのか、そして、プログラミングを子供に習わせるべきかも含めて詳しく解説していきます。
お子さんの可能性を広げるためにも、プログラミング教育についてぜひ知っておきましょう!
プログラミング教育は必要!その理由
プログラミング教育は必要と自分は考えています。義務教育にもなり、注目されていますが、なぜプログラミング教育が必要かと知っておくことは、教える側そして、教育をする親目線でも大事になってくると思います。
自分が必要と考える理由は大まかに分けると3つあります。
・将来の可能性を広げる
・義務教育化となり、勉強としての「プログラミング」が必要
・ITスキルや論理的思考など仕事や生活をしていくのに役立つスキルを得られる
以上がプログラミング教育が必要と考える理由です。
*そもそもプログラミングとは?
そもそもプログラミングとは、コンピューターへの命令(プログラム)を作ることをいいます。詳しくはこちらから (URL https://giant-killing210.com/programming-explanation/3501/)
将来の可能性を広げる
まず一つ目に「将来の可能性を広げる」という点があります。プログラマーやエンジニアの道が開けます。プログラマーやエンジニアと一口に言っても、アプリ開発やロボット開発、ゲーム開発など様々な職種があります。
そして、プログラミングを活用するとなってくると、農林水産業や医療、建築などの分野でも活用されています。プログラミングによって、大量の情報を正確に処理することができるため、様々な分野で使われ、活用方法が日々見つかっています。
エンジニアに限らず、お子さんが他の分野に進むことになっても、今後プログラミングが役に立つ場面は多くなるでしょう。
義務教育化となり、勉強としての「プログラミング」が必要
プログラミングが義務教育化となり、勉強としての「プログラミング」も必要となっています。これはお子さんの近い将来に関わってきます。
まず小中高で授業にプログラミングが導入されるため、基本5科目ほどではないですが、他の教科同様にできないと成績に関係してきます。そして、2025年の大学受験共通テストに情報科目が必修化されます。プログラミングの知識がついにテストにも出てくるため、プログラミングを学んでおくことは1つのメリットとなるでしょう。
ITスキルや論理的思考,問題解決能力など仕事や生活に役立つスキルを得られる
プログラミングを学ぶことで、ITスキルはもちろんのこと、論理的思考や問題解決能力など仕事や生活をしていくうえで役立つスキルを身につけることができます。
まずITスキルは今後生きていくうえで必要なスキルです。プログラミングをすることにより、コンピュータの仕組みやパソコンの扱い方などを学ぶことができます。
タイピングもその1つでプログラミングをすることにより、タイピングも上達し、パソコンを使うことへの抵抗も少なくなります。
そして、特にプログラミングは機械相手です。空気を読むということができないため、一文字のミスで動かない、エラーが起きてしまいます。そして、曖昧な命令では動きません。
相手に自分の思っていることを正確に伝える、論理的に伝える能力が鍛えれるそんな教育です。
⇒プログラミングのタイピング力を上げる!初心者からの上達方法3選
プログラミング教育が無駄という人の考え方
一方でプログラミング教育が無駄ではないかという意見を持つ人もいます。その理由はいくつかありますが、その中でも多く言われる理由が下記になります。
・全員がプログラマーやエンジニアにならない
・ノーコード(*)でプログラミングができなくても同じことができる
・プログラミング的思考、論理的思考は他のもので学べる
もちろん正しいこともあるのですが、それに対しての賛成意見も反対意見もあるので、解説していきます。
*ノーコード
ノーコードとはみなさんがイメージする画面いっぱいに書かれた文字「コード」を書かずにウェブサイトやアプリケーションを作れるサービスのことです。
全員がプログラマーやエンジニアにならない
もちろん、子供たちみんながみんなプログラマーやエンジニアになるわけではありません。全員がプログラマーになるために学習するのは違うと思います。
ただし、音楽や美術などと一緒のように触れておくのは大事だと思っています。子供が興味を持ったことを伸ばしていくことが大事になってくると思うので、いろんなことに触れさせてあげたいですね。
その点でプログラミングは機会がまだ十分ではないので、より広がっていったらと考えています。
ノーコードでプログラミングができなくても同じことができる
(WIXホームページ)
上記でも説明した通り、ノーコードで現在もサイトが作れたりしてきたから将来プログラミングというコードを書いたりする行為は必要なくなるのではという意見もあります。
確かに簡単なことはどんどんプログラミングの知識がなくともできるようになると思います。しかし、できることが増えるということはそれに付随して、より高度でやりたいことも生まれていきます。
はるか先にプログラミング知らなくてもすべてできる時代が来るかもしれませんが、まだまだプログラミングは必要と考えています。
プログラミング的思考、論理的思考は他のもので学べる
プログラミング的思考や論理的思考は他の教科や遊びでも鍛えることができます。人とのコミュニケーションで育ったりなどいろんなところで身につけることができます。
プログラミングだけでなく、そういった生活や将来に役立つ知識、スキルはいろんなことから吸収していくのが良いと思います。
他で学べたり、重複する部分はあると思いますが、その分理解が深まったり、得意不得意もあるので、その中にプログラミング教育があっても良いと自分は考えています。
プログラミングを子供に習わせるべきか
自分は興味を少しでも持ったら体験したりなどして、習わせるべきだと考えています。もちろんプログラミング教室を運営しているからというのもありますが、プログラミング教室をやる理由の1つとして、プログラミングが必要だと考えているからです。
IT系のビジネスの大きさ
まずプログラミングをすることはITスキルの上昇につながりますが、そのIT系のビジネスの大きさ、つまり市場がとてつもないからです。
GoogleやAppleなどの巨大IT企業の5社の時価総額は東証一部(日本の名だたる企業2000社)を超えています。(日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58879220Y0A500C2EA2000/)
トヨタ自動車など優に超える時価総額となっていて、ITはそのくらい大きな産業となっています。
より伝えたいこと
IT人材の需要が高まったり、エンジニアの年収が高いなどたくさんのメリットはありますが、それだけではありません。
嫌々や無理やり習わせるのは良くないですが、プログラミングも他のこともそうですが、未来の技術や新しいこと、知らないことはワクワクを引き出す1つのきっかけになります。
たった一つの出会いや経験で人生はガラリと変わると思うので、プログラミングに限らず、いろんなことに触れるのはとても重要です。
⇒失敗を避ける!小学生プログラミング教室の選び方3つのポイント
まとめ
今回はプログラミング教育についての必要性から理由まで解説しました。
プログラミング教育について詳しく紹介しましたが、親御さんや教える側がしっかりと理解しておくこともとても大事だと思います。
今後もプログラミングについて、プログラミング教育について詳しく発信していくので、ぜひ他の記事もご覧ください。プログラミングでドローンを飛ばすのも子供の興味を引き出すという意味でおすすめです。
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